うちの中学生の長男は重度の脳性まひで
首もすわってません。
手足はなんとなく動かせる。
手首や指は動かせません。
ことばはなんとなく分かってる。
発語はできないけど、あー、うー、と声は出せて、表情豊かに気持ちを伝えてくれます。
にこっと笑ってくれる我が家のアイドル。
でもね、この子が脳性まひと分かったときは
わたし絶望のど真ん中で
悲しくて悲しくて
自分を責めてばかり。
毎日、どうやって死のう…って
人に迷惑をかけない死に方を考えて、
いい考えが思い付いたら
これでいつでも死ねるって安心して。
その安心感で、今日一日がんばれて。
自分が死んだら人に迷惑かけるし、悲しむ人がいる。そのことでずーっと後悔する人が出る、と理性的に考えることができるから思い止まれるけど、
人は、わーーーーっ!!って理性がなくなる瞬間あるでしょ。
その瞬間があぶないな…って思ってました。
たぶん、他の人も同じです。
この時期は、自分の存在価値が
まったく分からなくなっていて。
ただ、自殺したら迷惑をかける、って
ことだけが自分を留めていました。
もし、まわりに同じような方がいらしたら
あなたのおかげでこんなに助かっている
あなたはこんなに必要な存在なんだ
ってことを教えてあげてください。
自分の生きる意味は分からなくなってるので
残っているのは周りからの客観的な存在価値だけです。
基本とても能天気なわたしでも
こんなに落ちてしまうのだから
真面目な方は自分を責めて責めて責めて
とことん落ちてしまうだろうと思います。
自分を責めても何にも解決しないのだけど
その代わりにどうしたらいいのか分からなかった。
もう10年も前のことですが、これを書いてると今でも涙が溢れてきます。
なにが悲しいのか自分でも分からない。
ただただ、涙が溢れる。
いちばんつらいときに私を救ってくれた言葉が
「人生は順風満帆」。
つづきはまた明日。
暗い話でごめんなさい!
ひとりでも、救われる人がいたら…と思ってます。
0コメント